プロボディビルダーの中には,自身のバックグラウンドとして,過去にパワーリフティングを行っていたという選手は多く,その中でも有名なのが,やはり.Johnnie Otis Jackson (ジョニージャクソン (Johnnie O. Jacksonと表記することが多いですね.))
そんな彼ですが,2021年に,パワーリフティング競技に復帰するようです.
今回は,この情報を皆さんとシェアしたいと思います!
ジョニージャクソンとは
ジョニージャクソンは,1971年アメリカ生まれのボディビルダーおよびパワーリフターであり,身長は約172cm,体重は116 kg-125 kgです.
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ジョニージャクソンは,なんと言っても上半身が売りの選手であり,パワーリフティングで鍛えたテクニックでとんでもない重量を扱ってトレーニングをすることで,圧倒的な肉体を手に入れたということが言えます.
彼は,オリンピア 2007で9位に入賞するなど,オリンピアに10回以上出場を果たしており,まさに,トッププロという表現が正しいと思います.
パワーリフティングに関しては,恐らく,最初はボディビルディングのトレーニングの一環で始めたようですが,それでも,2009年に,ベンチプレスで237 kg,デッドリフトで370 kg,合計607 kgというとんでもない記録を出した選手でもあり,パワーリフティングでも確かな才能を示しています.
彼は日本でも比較的有名なのですが,その理由としては,トレーニングウェアブランドであるGASPとスポンサー契約を行っており,日本からでもその姿を見る機会が多いためでしょう.特に,同じく,GASPと契約を行っているBranch Warren (ブランチウォーレン)とはトレーニング仲間の様で,彼らの大迫力のトレーニングはあまりにも有名です.
ジョニージャクソン,パワーリフティング競技に復帰の情報
ジョニージャクソンのパワーリフティング競技に復帰の情報ですが,以下になります.
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ジョニージャクソンですが,我々としてはボディビルダーとしての印象が強いかもしれませんが,前述した様に,パワーリフターとしても活躍しています.
“Kept y’all waiting long enough- BIG ANNOUNCEMENT! I’ll be competing in the Metal Militia Powerlifting Federation Texas Takeover in San Antonio on October 16! Time to put those deadlifts to good work!”
=「十分長い間待っていました-大きな発表です! 10月16日にサンアントニオで開催されるMetalMilitia Powerlifting Federation TexasTakeoverに参加します.私のデッドリフトを披露する機会がきました!」
今回の投稿にて,彼がデッドリフトにフォーカスしている理由としては,彼はそもそも,パワーリフティングのコンテストに出場する際には,基本的には,デッドリフとのみか,デッドリフととベンチプレスの競技にしか出場しないことにあります.だからこそ,今回の投稿でデッドリフトをわざわざ名指ししているのでしょう.
そんな彼ですが,私が探した範囲では,2012年以降,彼はパワーリフティングのコンテストに出場していないため,今回の復帰が本当ならば,9年ぶりのパワーリフティング競技への復帰となります.
ジョニージャクソン,ボディビルに関しては?
ジョニージャクソンのボディビル競技に関してですが,実は,彼はシカゴプロ 2020を最後に引退をしているということを,Betty 鈴木さんのブログから知ることができます.
ジョニージャクソンは,1971年生まれですから,2020年には49歳ということになり,大ベテランという域に達していました.
過去にオリンピアに10回以上の出場を誇り,安定した強さを見せ続けてきたジョニージャクソンですが,2015年以降はオリンピアの舞台から遠ざかっていました.オリンピア,アーノルドクラシックを除いては近年屈指の好カードとなったシカゴプロ 2020でも,非常に元気が姿を見せていましたが,やはり,全盛期と比較すると圧倒的なサイズ感が潜んでおり,これが引退を決断した理由なのではないかと考えられます.
終わりに…
ジョニージャクソンですが,ボディビルディングから引退してもパワーリフティングでコンテストに出場するというのはかなり凄いことだと思います.
今回彼が出場することを決めたコンテストでも,彼が往年のデッドリフトの強さを披露できるのか注目が集まりますね.