フィルヒースとビッグラミー,どちらが倒すのが難しい(かった)のか

オリンピア 2019の覇者であるブランドンカリーにとって,当初,オリンピア 2020で最大の敵となるのはフィルヒースと言われていましたが,最終的にはビッグラミーによって2連覇が阻まれました.

そんなブランドンカリーにとって,フィルヒースとビッグラミーはどちらが倒すのが難しかった (い)のでしょうか.

今回は,ブランドンカリーがその疑問について答えている動画見つけたため,それを皆さんとシェアしたいと思います!

ブランドンカリーのフィルヒース,ビッグラミーに対する評価についての動画

ブランドンカリーがフィルヒース,ビッグラミーに対して語っている動画は以下になります.

動画の制作元ですがDigitalMuscleTVというyoutubeチャンネルになります.

今回の動画ですが,ショーンレイとオリンピアではお馴染みのBob Chicherilloがブランチブランドンカリーにインタビューするという動画になります.

今回の動画は,全体として,約44分という長めの動画になります.

オリンピア 2021に向けて,フィルヒースの去就は不透明なものの,ブランドンカリーが再びオリンピアのタイトルを勝ち取るためにはビッグラミーを避けることができないわけですが,彼が両者と戦う上で必要であると感じていることは素直に納得しました.

フィルヒースと戦うためには

今回の動画で,フィルヒースと戦うために必要なことについて以下の様に述べています.

With Phil Heath, I was just worried about conditioning, conditioning, conditioning that’s it.

= フィルヒースと戦うためには,1にコンディショニング,2にコンディショニング,3にコンディショニングにかなり気を遣う必要があり,それが全てでした.

フィルヒースの特徴はいくつかありますが,彼がオリンピアを7連覇できた最大の理由としては大きく崩れないからだったことも挙げられます.すなわち,彼は,オリンピアでのコンディションニングを大きく外すということはあまりありませんでした.

 

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そのため,フィルヒースと同等に戦うためには,コンディショニングにかなり気を配る必要があり,そうでもしないと審判から比較審査もしてもらえないということだったのでしょう.また,皆さんの多くの方も知っての通り,フィルヒースは連覇を重ねる毎に特にミッドセクションを崩していったことから,彼に勝つための最大のポイントはコンディショニングだったのでしょう.

ビッグラミーと戦うためには

次に,ビッグラミーと戦うためには,根本的にフィルヒースに対する戦略と異なるということが述べられています.

“In order to stand next to , I just need to bring a little more fullness to the physique. Still bring the conditioning in tight, but we just need to be a little fuller downstairs specifically, and upstairs

= ビッグラミーの隣に立つためには,私には体のフルネスをもう少し充実させる必要があります.それでも,ウエストラインを細くする様なコンディショニングに気を付ける必要がありますが,特に下半身のサイズアップ,そして上半身をもう少し充実させる必要があります.

皆さんも知っての通り,ビッグラミーの最大の特徴と言えばサイズであり,オリンピア 2020を見てわかった通り,あれだけのサイズがあり,ある程度のコンディショニングも整っているとなると,サイズがない段階で比較もしてもらえません

 

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特に,ブランドンカリーの場合,下半身が弱点と言われ続け,その一方でビッグラミーは下半身がかなり強い選手ですから,オリンピア 2020ではその差が如実に表れました.だからこそ,ビッグラミーと互角に渡り合うためには,下半身のサイズアップ及び,上半身の少しのサイズアップが必要であることが述べられているのでしょう.

フィルヒースとビッグラミーはどちらの方が強敵か

以上を勘案して,ブランドンカリーは,フィルヒースの方が強敵だったということを述べています.

Big Ramy we have a different gameplan, a different strategy, and we’ll just bring the fullness and the detail. He’s big, but he has some weaknesses. So I don’t think this is as big of a mountain to climb as beating Phil Heath was, in my mind

= ビッグラミーと相対するためには,異なったゲームプラン,異なった戦略が必要であり,我々はフルネスと細部を突き詰めたパッケージを披露するでしょう.彼は確かに大きいですが,いくつかの弱点があるのも事実です.だから,私は彼を倒すということは「フィルヒースを倒す」という,まるで巨大な山を登るかの様なことほどにはならないと考えています.

ここで述べらているビッグラミーの弱点ですが,考えうるのは,やはりコンディションでしょう.オリンピア 2020では奇跡的に,素晴らしいコンディションを披露したビッグラミーですが,実際にあのコンディションをオリンピア 2021でも披露できるのかどうかは未知数であり,過去を考えてみると,彼のコンディションにはばらつきがあることから,コンディションに難を抱えているということは否定できません

その一方で,今回の彼の発言を考えるとフィルヒースにはほぼ弱点がなかったということが言えると思います.あのロニーコールマンでさえ,フィルヒースのパッケージならばボディビルディングの黄金期と呼ばれた90年代に活躍できたと述べていたわけですから,やはり,7連覇を成し遂げたフィルヒースは相当な強敵だったということが分かるかと思います.

終わりに…

フィルヒースがオリンピアを連覇していた当時は,正直,彼が強すぎて彼が出てくると彼の優勝が決まっている様な印象がありました.

それくらいフィルヒースは圧倒的なチャンピオンであり,だからこそ,ブランドンカリー も彼が非常に強敵だったという様に評価しているのでしょう.

ビッグラミーに対する評価というのは,やはり,オリンピア 2021での結果が非常に重要になってくるでしょう.オリンピア 2021でもオリンピア 2020並のサイズ,コンディションを持ってきた場合,ビッグラミーがオリンピアを支配すると言ってもが過言ではないのではないでしょうか.

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