「ドリアンイェーツとロニーコールマンは選手を批判する権利がある」

Brandon Curry (ブランドンカリー)の優勝で幕を閉じたオリンピア 2019ですが,ラインナップがここ数年で最も寂しかったこともあり,優勝したブランドンカリーは多くの人から論評の的となっています.

その中で,ボディビルディング界のレジェンドであるDorian Yates (ドリアンイェーツ)とRonnie Coleman (ロニーコールマン)は,特にブランドンカリーのレベルについて疑問を呈し,「90年代ならばトップ6にも入れない」という非常に辛辣な意見を示していました.

流石に,その意見は厳しすぎると,これについても多方面で議論の的となり,今回紹介するPJ Braunもそれについて議論する一人です.

今回は,PJ Braunのドリアンイェーツとロニーコールマンのブランドンカリーに対する意見について皆さんとシェアしたいと思います!

PJ Braunとは

PJ Braunについて,「誰?」という方も多いと思うため,ここで紹介したいと思います.

PJ BraunはBlackstone Labsというサプリメント会社のCEOを務める人になります.

 

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ここから見て取れる通り,凄い肉体です.Blackstone LabsでCEOになる前までは,サプリメントのコーチングやコンサルティングを行ってたみたいですね.

Blackstone Labsは2012年に創設されたかなり新しめの会社ですが,何年か前に評判になっていた記憶があります (すいません,なぜ評判になっていたか詳しく覚えていません.ただ,曖昧な記憶を辿ると,創設されて間もないのにもかかわらず,かなりのサプリメントの売り上げがあると言った類の話だったと思います.).サプリメントラインナップは,かなりハードコアですね.

PJ Braunのオリンピア2019への論争について

PJ Braunがミスターオリンピア2019の論争について,自身の意見を述べている動画は以下になります.

動画の作成元は,Generation Ironになります.

PJ Braunのオリンピア2019に関する見解

今回の動画でオリンピア 2019に関連して述べられていることは以下になります.

  • オリンピア 2019ではブランドンカリーがベストだった
  • ドリアンイェーツとロニーコールマンには批判を言う権利がある
  • ボディビルディングの黄金期は90年代後半から2000年代初頭

オリンピア 2019ではブランドンカリーがベストだった

PJ Braunは,Hadi Choopanが非常に良かったことに言及しながらも,ミスターオリンピア 2019のラインナップでは,ブランドンカリーがベストであったことを述べています.

これについては,多くの人が同じ意見を言っていますね.過去の選手と比較すると話は異なってきますが,ミスターオリンピア 2019の舞台に立っていた選手の中では,間違いなくブランドンカリーがベストであり,それは紛れもない事実であると思います.

それに加えて,ショーンローデンが直前のスキャンダルで出場できなかったのは,ブランドンカリーにとっても不幸であったと述べています.ショーンローデンは,ミスターオリンピア 2018にて当時8連覇を狙ったフィルヒースを圧倒的なコンディションで破っており,そんなショーンローデンを破ることができれば,ここまで話は大きくならなかったと思います.

ドリアンイェーツとロニーコールマンには批判を言う権利がある

次に,「ドリアンイェーツとロニーコールマンには批判を言う権利がある」と述べています.

これは,ドリアンイェーツが6連覇,ロニーコールマンが8連覇をした過去にほとんど例を見ない伝説的なボディビルダーであり,彼らが想像を絶する様なトレーニングを行っていたことに起因しています.そのため,彼らはボディビルディングの歴史でも,非常に高いレベルにあることから,今回ブランドンカリーに行った批判も当然のことであるという意見の様です.

ボディビルディングの黄金期は90年代後半から2000年代初頭

さらに,多くの人が述べている様に,ボディビルディングの黄金期は90年代後半から2000年代初頭と述べています.

これは,やはり,「ドリアンイェーツにはじまり,Shawn Ray (ショーンレイ),Kevin Levrone (ケヴィンレブローニー),Flex Wheeler (フレックスウィーラー),ロニーコールマン,Jay Cutler (ジェイカトラー)と錚々たる面々がいたからである」と述べています.

彼らのレベルは,ジャッジの基準が変化しつつある現在の選手と比べても遜色なく,やはり,彼らが同時期にいた90年代後半から2000年代初頭が黄金期なのかなと改めて感じますね.

終わりに…

今回の,「ドリアンイェーツとロニーコールマンには選手を批判する権利がある」というのは,確かにその通りなのですが,これを言ってしまうと元も子もないですよね….

確かに90年代後半から2000年代初頭は黄金期でしたが,それでもミスターオリンピア 2019のブランドンカリーがトップ6に入れないというのは言い過ぎな気がしなくもないです.

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