ビッグラミーに勝つには「違いを見せる必要がある」

ミスターオリンピア 2020,2021を制したBig Ramy (ビッグラミー)のコーチであるChad Nichollsは,ビッグラミーに勝利するためにはビッグラミーとの「違いを見せる必要がある」と考えます.

今回は,Chad Nichollsが考えるミスターオリンピア 2022の展望について皆さんとシェアしたいと思います.

Chad Nichollsとは

Chad Nichollsは,数多くいるコーチの中でも,非常に有名と考えられているコーチの一人であります.

彼が有名たる理由としては,ミスターオリンピアを最多タイの8度獲得したRonnie Coleman (ロニーコールマン)のコーチだったためです.ロニーコールマンの他にコーチングを行っていた選手としては,Flex Wheeler (フレックスウィーラー),Victor Martinez (ビクターマルティネス),Nasser El Sonbaty,Dallas Mccarver (ダラスマッカーバー)と錚々たる面々が並んでいます

 

そのため,Chad Nichollsは,コンテストでの勝ち方を熟知した”The Contest Gulu”と考えられています.

ちなみにですが,ロニーコールマンやフレックスウィーラーと同じく90年代後半に活躍したショーンレイとChad Nichollsはびっくりするほど仲が悪い様ですね.

近年では,そこまで名前を聞きませんでしたが,Big Ramy (ビッグラミー)と契約し,彼がオリンピアで優勝したことから,再び彼の名前を聞くことが多くなりました.

ビッグラミーとは

ビッグラミーは,本名がMamdouh Mohammed Hassan Elssbiayであり,1984年エジプト生まれのプロボディビルダーです.身長は175 cm,体重が133.8-140.6kgと言われています (これは,恐らく,オンシーズンの時の体重であると思われます.).

 

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彼は,2012年にプロカードを取得すると,それからすぐに頭角を現し,2013年の,2014年のNew York Proで優勝,オリンピア 2013,2014で8位,7位と順調にステップアップしていきます.

特に,オリンピアに関しては,オリンピア 2015で5位,オリンピア 2016で4位,オリンピア 2017で2位と順調に成績を伸ばしていましたが,オリンピア 2018はまさかのトップ5を逃し6位に終わります.

誰しもが,そこから成績を徐々に落とすのではないかと予想している中で,オリンピア 2020ではワイルドカードでの出場ながら初優勝を飾り,それからオリンピア 2021でも優勝し二連覇しています.

Chad Nichollsがミスターオリンピア 2022の展望について語った動画

Chad Nichollsがミスターオリンピア 2022の展望について語った動画は以下です.

動画の作成元は,Desktop Bodybuildingです.

今回の動画の長さは,52:47です.

Chad Nichollsが考えるビッグラミーに勝つために必要なもの

Chad Nichollsは,他の選手が自身に師事するビッグラミーに勝つためには,「違いを作り出す必要がある」と指摘します.

For somebody to battle him they’re going to have to show something different. They’re going to have to show something different. They’re going to have to show conditioning that the rest of the people don’t have. They’re going to have to show structure, presentation — they’re going to have to have everything on point that’s different.

ビッグラミーと戦うためには,何か違うものを見せなければなりません.他の人たちが持っていないコンディショニングを見せなければならないだろうし,構成,見せ方,すべてにおいて他とは違うものを見せなければならないだろう.

ビッグラミーは,元々,サイズが素晴らしい選手でコンディショニングがいまいちだったわけですが,2020年から大幅に改善しています.ボディビルディングは,基本的には,サイズとコンディショニング (他に,ポージングやシンメトリーなどの要素もありますが,大きな要素ではこの2つでしょう)で勝負する競技であるため,サイズが大きくコンディションが良い場合,他の選手が彼に勝利するのは簡単な話ではありません.

だからこそ,他の選手は,ビッグラミーにはない「何かべつのもの」で彼とは違いを作り出す必要がある」ということを述べているのでしょう.

Chad NichollsはウィリアムボナックとNick Walkerを対抗馬として考える

以上を踏まえた上で,Chad Nichollsは自身に師事するWilliam Bonac (ウィリアムボナック)とNick Walkerを対抗馬として考えている様です.

William — I think he knows this is the year where he has to push in and he has to show the judges something they are blown awa. If you look at Walker you can tell they’re not playing around. They’re not trying to play the size game

ウイリアムボナックは,今年は他の選手を圧倒する必要がある年だとわかっていると思うし,審査員が圧倒されるような仕上がりを見せなければならりません.Nick Walkerを見れば,彼らの仕上がりが素晴らしいことがわかります.彼を見ればサイズで勝負をしようとしていないことが明らかです.

ウィリアムボナックは,2022年は大変素晴らしく,アーノルドクラシック 2022 in コロンバスオハイオでは,「実際には彼が勝利していた」と主張する人は多いです.

 

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彼については,「ストラクチャーに対して筋肉がつきすぎ,バランスが崩れている」と指摘する人もいますが,Chad Nichollsは,ビッグラミーに勝利するためには必要と考えてそのように指導しているのだと思います.

Nick Walkerは,サイズがとんでもない選手ではあるのですが,そんな彼について,ミッドセクションの改善など,Chad Nichollsからすると彼はむしろ「コンディショニングに注力している」という意見は新鮮です.

Nick Walkerは,ストラクチャーに優れてはいないものの,コンディションが悪いということはほとんどありません.このため,コンディショニングを突き詰めて行けば,ビッグラミーに肉薄しうると考えているのだと思います.

終わりに…

ビッグラミーに対抗するためには,サイズではなく,コンディショニング,ポージングで対抗すべきということですが,それでも,彼はサイズとコンディショニング以外も悪いというわけではないため,他の選手からすると相当手強い相手に違いありませんね.

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